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FALプロジェクトとは?

 

 2012年に開催されたロンドンオリンピックでは女性の金メダル数が男性を上回る結果となっており、本邦における女性アスリートの競技力向上にはめざましいものがあります。その一方、女性アスリート特有の疾患として女性アスリートの三主徴

(エネルギー不足、月経異常、骨粗鬆症)が国内外問わず問題になっています。このようなスポーツ医・科学的諸問題に直面している女性アスリートのコンディションを改善するための方策として、女性アスリート自身がスポーツ医・科学情報を理解し活用する能力女性アスリートリテラシー』を高めることが競技力向上だけでなく、充実したアスリートライフを送ることにつながると考えられます。

 本プロジェクトでは、平成27年度スポーツ庁委託事業・女性アスリートの育成・支援プロジェクト『女性スポーツにおけるトランスレーショナルリサーチの実践プログラム』を受託し、(1)女性アスリート育成・支援におけるスポーツ医・科学サポートの実態調査 、(2)女性アスリートコンディショニングプログラムの開発・効果検証を通して、女性アスリートへのスポーツ医・科学サポートの方策について検討することを目的としました。

女性として、アスリートとしての自分のカラダを知る

 

 

 女性アスリートとライフステージ

多くの女性アスリートが選手として活躍する時期に月経周期が存在します。また、月経はコンディションやパフォーマンスに影響すると感じている選手が多いことから、アスリートとして女性のカラダについて学ぶことは大切です。

女性アスリートの三主徴は、「エネルギー不足」、「無月経」、「骨粗鬆症」のことをいいます。女性アスリートの三主徴は、女性アスリートの健康管理やコンディショニングにおいて重要な問題となっています。

 女性アスリートの三主徴とコンディション

運動性無月経は 激しいトレーニングやカロリー制限などが誘因となり低エストロゲン(女性ホルモン・エストロゲンの分泌量の低下)をきたした状態であり、運動が原因で起きる月経異常を総称して運動性無月経と定義されています。

 対処法としては、ホルモン補充療法やエネルギーバランスの改善などがありますがとくに運動性無月経は激しいトレーニングや心身のストレスが引き金となって起こるため、運動・休養・栄養のバランスを第一に考えることが大切です。

女性アスリートのスポーツ医科学支援・環境の現状

 

 

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